ジュニアゴルフ~全国への道~【第8話:全国レベルの高校生ゴルファーの練習】

高校はゴルフ部のある学校へ入学しました。個人でも団体でも全国大会に出場しました。

全国大会に出場するジュニアゴルファーが日々どのくらい練習やラウンドなどをしているのか一つの目安としてください。

高校生時代の練習量と成績

高校時代は体もゴルフも急成長する時期だと思います。

我が家のジュニアはこの時期に怪我や不調になりました。不調は誰もが少なからず経験すると思いますが怪我はしないに越したことはありません。

我が家はどうして怪我をしたのか、どうして不調になったのか考えられる点を書きたいと思いますので参考にしてください。

高校生

練習

打ちっぱなしの練習は中学時代変わらずレッスンと自主練習でほぼ毎日。ただし、ラウンドなどが増えたこともあり打ちっぱなしでの練習時間としては減少で週10h程度だったと思います。

練習内容はアプローチは中学時代と同じようにやっていたようですが、長いもの特にドライバーなどの練習が増えたように思います。

理由は本人から聞いたわけではありませんが、周りの先輩がドライバーで飛距離がでているのをみて、「自分ももっと飛ばしてやろう!」というのが見てわかりました。100%でスイング(いわゆるマンぶり)で飛距離はもちろん出るようになりましたが、ショットの安定感は低下しました。

時間は2時間/日で200~400球は変わらずという感じでした。

ラウンド

高校1年から3年でハーフラウンド数のばらつきが大きかったように感じます。

それは、高校ゴルフ部に所属したことでレギュラーだと試合数は格段に増えます。

また、高校生になると参加できる試合やが多数ありました。

部活動では学校の授業が終わった後にゴルフ場でラウンド練習することもありとてもいい環境で練習できたと思います。

春や夏は大きな大会が続いておりラウンド数が増加。そのため、月のラウンド数はハーフラウンドや練習ラウンドなども含め平均に10ラウンド以上になったと思います。

スコア

高校1年:70台前半~後半をうろちょろ(ショットの不安定の影響かスコアのバラツキは大きい状態でした)

高校2年:ハーププレー前後(体力がつき飛距離もでるようになり比較的安定したスコア)

高校3年:80~68くらい(ばらつきが激しい時期)

力もつき、飛距離もでるようになるが、曲がりも大きくなった時期。スコアもばらつきがおおきくいい時は60台後半、悪い時は80台など。

怪我もしてしまい、棄権する大会などもあり。とても成績のばらつきが激しい時期でした。

トレーニング

この時期は学校での朝練などでトレーニングなどもやっていましたが、まじめにやっていたかどうかはわかりません。

当時聞いた内容だとやっていた内容は「ランニング」「ダッシュ」「体幹」「筋トレ」など一通りやっていたようです。

少しずつですが体力、筋力もついてきたようでしたが、なかなか継続が難しいようでした。

怪我

  1. 過剰なトレーニング
    過剰なとトレーニングを行い、故障したジュニアがいました。もちろん個人でトレーナーをつけてその子にあったトレーニングをやるのがいいと思いますが、なかなかそうはいかないと思います。

    当時高校では強制的にやらせることも聞いたことがあります。(今はないと思いますが。。。)
    このような場合は難しいと思いますが、過剰なトレーニングにならないように注意しましょう。

  2. スイング改造
    我が家のジュニアは飛距離を求め過ぎたり、先輩やプロのスイングを見てこうしたい、こうなりたいと思うようになってきました。

    それにより、色々とスイングを変えることで
    「うまく当たらなくなる」→「スコアが悪くなる」→「不調」→「頑張って練習」→「体に負担」→「怪我」→「大会棄権」になりました。

    練習するたびに怪我がひどくなり、数か月通院することになってしまいました。

  3. 練習過多
    この時期になると部活動も含め練習量も多くなる傾向があります。
    もちろん練習をしなければうまくなりませんが、練習のし過ぎに注意が必要です。
    我が家のジュニアも中学生から高校生で練習のし過ぎにより、何度か怪我をしております。

    以前にも書きましたが→ジュニアゴルフ~全国への道~【第7話】の「この時期に注意したほうがいいこと」

    打ちっぱなしのマットが薄かったりしてとても体に負担が掛かります。
    本当に注意が必要です。

  4. 道具や用具による怪我や不調
    グラブがハードスペックになりすぎたことにより、連日の試合でだんだんとスコアが悪くなる。

    これもマンぶりが影響していると私は思っているのですが、マンぶりスイングに合わせたクラブ(目一杯スイングしたときに距離や方向性が良い結果となる)を使用したことにより、1日程度はいい結果がでるが、2日、3日となるについてスコアが悪くなる。

    おそらく疲れなどにより同じスイングができなくなり曲がりや縦距離が合わなくなりスコアが悪くなったものと思います。もちろん本人は「疲れてないし、そんなことはない!」と言い張りますが。

    スコアもそうですが、やはりハードスペックのクラブは体に負担があります。足腰や手などに相当負荷がかかっていたのでしょう。過度な練習とも重なり怪我につながったと思っています。

    その他、シューズもとても重要です。ゴルフは長時間歩きます。時には走ります。

    うまくフィットしていないシューズで足に靴づれ、マメなどができ痛くてゴルフにならないこともあります。もっとひどい時には「陥入爪や巻き爪」など、悩んでいるジュニアゴルファーも多いと聞きます。

    シューズは小さすぎても、大きくてもよくありません。自分にフィットしたシューズを選ぶのは重要です。

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まとめ

我が家のジュニアの高校時代は上記のような練習、練習量でした。

全国大会に出場することができましたが、決して本人が満足できる結果ではありませんでした。

もちろん満足いかなかったのは結果はもちろんですが、出場したい大会も怪我で出場できなかったり、途中棄権したりと怪我で泣いた高校時代だったと思います。

今思うと、この時期は、

       「怪我をしない、連日の大会に疲れない体づくり」

をすることが一番ではないかと思います。

怪我をしないためにも出来ることなら、練習は芝の上から練習することで体への負担を減らし、用具も体力に応じたクラブ選ぶことが大事だと認識しました。

結構なジュニアが経験する「怪我からの不調」「スイング変更からの不調」など、我が家のジュニアも両方経験しています。

次回は色々なパターンからの不調を今度取り上げてみたいと思います。→第9話