ジュニアゴルフ~全国への道~【第14話:ジュニアゴルファーのレベルは上がっているのか?】

ジュニアゴルフの大会をみてきて思ったのは「ジュニアのゴルフレベルがどんどん上がってきているなあ。」と思いました。

実際のジュニアゴルフ大会へ足を運び見てきた感覚でしかありませんでしたので、本当にレベル(ここで言うレベルはスコアのみ)が上がっているのか過去の日本ジュニアゴルフ選手権の成績をまとめてみました。

代表として高校生の男子の成績を調査しました。

日本ジュニアゴルフ選手権は2021年にオリンピックの開催コースである「霞ヶ関カンツリー俱楽部」でほとんど開催されているのでスコアの比較がしやすいと思います。

もちろんコースの改修や大会ヤーデージは若干変わっていますがレベルの傾向はみれると思い調査した結果を以下にまとめましたが、やはりレベルは上がってきていると実感しました。

データ集計

JGAのサイトより過去に霞ヶ関カンツリー俱楽部で開催された日本ジュニアの結果を見て、まとめてみました。

データは東コースと西コースで分けてピックアップして2つのグラフを作成。

東コースは1983年~、西コースは1986年~のスコアの1位~5位までの合計スコアを使用。

基本は3日間だがコンディション不良などにより2日間の結果もある。(2日間のデータはスコアが小さいためグラフから飛びぬけている)

また、大会のヤーデージも気になったのでグラフの下(緑線)で記載しました。

東コースのスコア推移(グラフ)

東コースのスコア推移です。

一目瞭然ですが全体的に右肩上がりでスコアが推移(スコアがよくなっている)しています。

2017年と2019年は若干スコアが下がっていますが、おそらく大会のヤーデージがその前に東コースが使用されたときの大会に比べて500ヤード程度長くなっているせいではないかと思います。

これは、オリンピックで使用するためコース改修がされた後でジュニアがどの程度のスコアを出すのかテストを含んだ大会だったのでは…。

西コースのスコア推移(グラフ)

西コースのスコア推移です。

こちらも東コースと同様に右肩上がりでスコアがよくなっています。

全長(ヤーデージ)も少しづつ長くなってきている感じですがそれほど影響はなくスコアがよくなっている印象です。

最後に

日本ジュニアゴルフ選手権の結果(過去のスコア)をグラフにしてみましたが、グラフからも確実にジュニアのゴルフのレベルは上がってきていると言っていいと思います。

とあるジュニアの大会を見ていても、数年前までは予選を通過するのに70台であれば通過していたものが、最近では70台前半でないと通過できなかったり、優勝のスコアが65とか66とか、本当に驚かされます。

たしかに道具の進化もすごいのですが、技術的にもかなりレベルアップしていると思っていいと思います。

日本でも近い将来、米PGA大会で上位争いする選手がたくさんでてくるのではないかと思います。

上手くなるには練習しかありません。練習アイテムなどをうまく利用して効率よく練習して上手くなりましょう。

今回は以上となります。