今回はジュニアゴルファーの学校選びについて書いてみたいと思います。
ジュニアゴルファーにも取り組み方が色々あると思います。ゴルフ第一優先、学業第一で次がゴルフ、ゴルフは習い事に一つなどなど。
我が家は中学まではゴルフと学業の両立で、特別な大会以外は学校を優先するという形でやってきました。
その結果、どのような道を歩んできたか。また、周りのジュニアゴルファー達の学校事情(聞いた話なので、噂話程度にとらえてください)について書いてみたいと思います。
今後もゴルフを続けていくジュニアゴルファーの中学、高校を選びの参考になればと思います。
中学校
選択としては、まずはゴルフ部のあるとことに行くか、行かないかということになると思います。
中学でゴルフ部に入ると入らないでの違いは、色々あると思いますが個人的には指導者の有無や練習環境と大会への参加の違いだと思っています。その辺を踏まえて違いを表にしてみました。
ただし、学校や個人の考え方によってメリットやデメリットは変わりますので参考程度にしていただければと思います。
ゴルフ部あり | ゴルフ部なし |
部活動としての練習場やゴルフ場での練習ができる (練習費用の優遇などもあるかも) | 練習環境は自分で探す必要あり |
大会など参加を促してくれる | 大会情報は自分で情報を得る |
団体戦に参加できる | 個人戦のみの参加 |
大会を一斉に連れて行ってくれることもある | 自分で大会に行く |
監督、コーチなどによる指導あり(心技体など) | 必要により個人で指導者を選択 |
部費などの徴収の可能性あり。その分大会参加などで補助あり | 活動はすべて個人負担 |
ゴルフ活動(出場試合)が制限されることもある | 活動は個人の自由 |
親や周りのジュニアゴルファーを見ていると中学進学で「どうする?、どこにいく?」などという話はほとんど聞きませんでした。まれに、中高一貫などを考えている場合は聞くことはあります。
私の周りではそのまま、地元の公立中学校に行く子がほとんどでした。ただし、高校ではゴルフ部のある学校でもある程度の学力や出席日数などの基準がある高校もあります。なので、詳しくは次の「高校」で書きますが中学の過ごし方は少し注意が必要です。
我が家のジュニアゴルファーも地元の公立中学校に行っていました。もちろんゴルフ部はなかったのですべてのゴルフ活動は身内で行っていました。
なお、小学生でゴルフの結果をだしていても中学からお誘いがあるということは私は聞いたことはありません。(私立で中高一貫などではもしかするとあるかもしれませんが。。。)
なので、中学は上記の表を参考にしながらゴルフ部に入るか、個人でゴルフを続けるかということになると思います。
中学の過ごし方
早めに高校でゴルフ部のある高校に行くのか決められるといいと思います。
ゴルフの成績などで行くのであれば、早めに行きたい学校の入学情報(ゴルフの成績はもちろんですが、学力や出席日数など)を事前に情報収集しておいて、中学でのゴルフ活動をしていくのがよいと思います。特に特待生などを視野に入れている人は重要です。
高校によってはゴルフの成績だけよくても入学できないところもあったります。
ある程度の学力や学校への出席日数、欠席の理由など様々必要となる場合があります。
高校
ジュニアゴルファーの高校選びは中学生でのゴルフの結果や学業などの成績などにもよりますが、
- 特待生
- 確約
- 通常受験
などがあると思います。
また、高校も公立、私立もありますが、最近では通信なども増えていると聞きます。
自分がどのようにゴルフをしていきたいか、どのような環境でゴルフをしていきたいかによって選択が変わってくると思います。
また、ゴルフの結果や学業の成績などでなかなか入学するのが難しい偏差値の高い高校へ入学する子もいます。
特待生
特待生の基準は学校によって様々ですが、最低でも全国大会出場、もしくは全国大会TOP5やTOP10などは必要だと思います。
また、その全国大会の成績などでその優遇が変わったりする場合もあるようです。
特待生の優遇は色々な条件はあると思いますが入学金、授業料、その他などの免除や一部免除。また、受験も受けるだけで合格や、面接だけなど様々な受験があると聞きます。
条件や待遇などは学校や時期やタイミグで変わると思いますので、周りから聞くのではなく直接ゴルフ部の顧問等に聞くことをおすすめします。
確約
確約は今までのゴルフ成績や学業、学校の欠席状況などから合格の確約をもらうといったものです。
ゴルフや学業の成績など様々な条件が学校によって異なりますので学校説明会や部活動体験などで確認するか、ゴルフ部の関係者などに確認するとよいでしょう。
ゴルフの成績だけで言えば県の上位やその上の大会出場レベルくらいで大丈夫なところが多い印象です。
通常受験
ゴルフの成績に関係なく、普通に受験して合格を目指す。
ゴルフをやっている人でもゴルフ部のない高校に進学する人は少なくありません。また、高校に合格後ゴルフ部に入学する子もたくさんいると思います。
大学
大学はジュニアゴルファーではなくなるので詳しくは書きませんが、高校を卒業したあとも競技ゴルフを続けるジュニアゴルファーは、大学に行くかプロを目指して活動するかになると思います。
女子はプロテストを受ける人もいますし、高校のゴルフの結果をもって大学に推薦で入る人も多いように感じます。
男子は高校卒業してプロになる子やプロを目指して活動する子もいますが大学に行く人が多い感じがします。これは東北福祉大に進学してプロになった松山英樹プロの影響も大きいと思います。海外をみても、タイガーウッズやフィルミケルソンなど多くの有名なトッププロゴルファーは大学で体を作ったり、色々なゴルフの試合で経験をつんでプロになるという道を進んできています。日本でもその傾向が強くなっているように感じます。
大学も高校と似たような感じで特待や確約のような制度があります。ゴルフを一所懸命やってきた結果、様々な成績が残ると思います。大学から声がかかる人もいれば、ゴルフの成績をアピールして推薦(確約)をいただくこともあると思います。
高校によっては、大学とつながりあるところもあり優先的に採ってくれるとこともあるようなことも聞いたことがあります。
我が家のジュニアゴルファーは、ありがたくゴルフの成績で大学へ行かせていただきました。
最後に
我が家のジュニアゴルファーは高校、大学と受験勉強ということをせずに大学まで行かせていただきました。
もちろん、土日も休まず毎日の練習が子供にとっての受験勉強だったと考えるとよく頑張っていましたし、感心しかありません。ですが、通常受験をしてきた親としては当時複雑な気持ちになったことを覚えています。
自分の人生を振り返ったときに自身の進路にスポーツでの高校、大学への進学というのは当時頭の中にまったくありませんでした。もちろん、部活動(私はゴルフ部ではありませんでしたが)での成績で大学にまでいけるとも知りませんでした。
好きなことをやって、自分自身の道を開いている子供をみると羨ましい限りです。
これからも目標に向かって頑張ってほしいと思います。