ジュニアゴルフ~全国への道~【第12話:ジュニアゴルファーのルール違反】

今回は様々なジュニア大会に参加した際に見たり聞いたりしたルール違反や不祥事などについて書いてみたいと思います。

これから書く内容は私が日本国内のジュニア大会で実際にその場にいたり聞いた話です。プロスポーツ(ゴルフ以外も含む)でも様々なルール違反がありますが、ゴルフは基本的に審判のいないスポーツです。是非、ジュニアゴルファーには正々堂々と楽しんでプレーしてほしいものです。

よく聞くルール違反

  • 過少申告
    一番聞く内容かもしれません。
    小学生くらいまでは、保護者同伴などがあるので間違いが少ないかもしれませんが、あまりに多く打つとカウントミスはあると思います。

    この違反は中学生やスコアラーが同行しない大会ではかなり過少申告は聞きました。
    同伴競技者(マーカー)が1ホール毎に確認しなかったり、確認した際に少なく言われても言い返せなかったり、この子はいっぱい打っているから間違っていても言うのも面倒。など色々と聞いたことがあります。
    カウントを数え間違ってしまうのはダメですが、故意でなければしょうがないかなと思いますが、
    アテスト時に自分でスコアを書き換えて(故意に少なくして)提出してしまう子もいると聞きました。

  • 暫定球を申告しない
    ジュニアの大会で見て回ることができる場合があり、この時によく見かけました。
    何も言わずに打つ子や、「もう一球うちます」など。これについてはルールを知らない子が多かったのかもしれません。

  • たまごをうむ
    ショットが曲がって林の中などに入ってしまった時に一人で探しに行ってボールが見つからなかったらポケットに入れてあるボールを使って、「ありましたー」と言ってそのまま続けるようです。

    ここでは書きませんがそのボールの置き方(見つからないように)にも色々技があるようです。

  • ボールを動かす
    ショット時にライが悪かったり、グリーン上でマークした後のリプレースの際にカップよりにボールを置くといったのを見たり聞いたりしました。時には、何度もマークをしてどんどんカップに近づくといったこともあるようです。

  • ライの改善
    以前はグリーン上でのライの改善が目立ちましたが、ルール変更もあり聞くことはなくなりました。
    ただ、セカンドショット以降のラフなどでボールの手前をクラブで押し付けてライを改善するなどを見かけました。これは、微妙なところもあるのでなんとも言えない部分もあります。
  • ペナルティー申告しない
    小学生くらいのときに見たのは、空振りやバンカー内でのソール、クラブがボールに触れて動いてしまったなど特に初心者ですかね。ルールではペナルティーですが、まあ、かわいいものです。

    中学生、高校生くらいになるとこれらが、同伴競技者内で「やった。」「やってない!」などの事態になる場面なることもあるようです。中には恫喝するような子や何度も同じことを繰り返すジュニアゴルファーがいるようです。最終的に失格になったジュニアも目にしました。

    そんなことをしなくてもゴルフが上手な子も結構います。とても残念です。

ゴルフは審判のいないスポーツ

ゴルフはほとんどの場合、審判員が立ち会うことはありません。特にジュニアの大会はほとんどいません。

ゴルフはプレーヤーひとりひとりが他のプレーヤーに心くばりし、ルールを守ってプレーする。
プレーヤーの誠実さに頼っており、規則は故意に不正をおかす者はないということが基本的な考え方のようです。

なので、上記はもちろん規則違反はありますが、そのほとんどは不注意やプレー上のミス、勘違い、ルール知らずなどによるものと思いたいのですが、故意に不正をおかすジュニアもいるようです。
不正など、風の便りで聞こえてくるものは、大体同じ名前を耳にします。風の便りとは言え「そういうことをする子なのか」と思ってしまうこともありました。

日本のジュニアゴルフ大会は小学生くらいまでは保護者といっしょラウンドして 中学生くらいになると付き添いがなくなるといった大会がが比較的多いと思います。

やはり人の目が少なるなるほど不祥事が多くなるように思います。

MY ジュニアにによく言い聞かせたこと

ゴルフをする上で、ジュニアによく言い聞かせたこと。
一言で言えば「ルールとマナーを守ること!!」です。もうちょっと細かく言うと以下のようなことです。

  • 楽しんでプレー。
  • スコアはいくつでもいいから、最後まで一生懸命やる。
  • 道具とコースを大事に。
    (クラブなどでコースを叩いたりしない、目土、グリーンの修復を必ずするなど)
  • 同伴プレーヤーが不快になるような行動はしない。
  • 感謝を忘れない。
  • ごまかさない。うそはつかない。

時には、ラウンドしているジュニアを外野から一緒に見て態度が悪い子を見て「あの子みてどう思う?」と聞いたりしました。(人の振り見て我が振り直せですかね。)

これが功を奏したのかわかりませんが、ジュニアゴルファーらしく行動していたと思います。(親はみんなそう思っていますよね)

正直なところ、見えないところでは何をやっているのかわかりませんから信じるしかありません。。。

最後に

親としては子供がプロゴルファーとなって活躍し応援していけたらどれだけいいかと思っていますが、そんなに甘くない世界です。

でも、たとえプロになってとしてもルールやマナーを守れない、態度が悪いプロになるくらいならプロになってほしくないとも思っています。

プロになるのであれば見てて応援したくなるような魅力のあるプロゴルファーになってほしいと思いますし、それにはジュニアゴルファーの時は、ルールやマナーを守って、ゴルフを好きで楽しく続けていくことが大事だと私は思っています。

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